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DXの最前線でBizDevにシフトチェンジした元エンジニアの話

こんにちは、ルートシックス編集部です。

今回は、ROUTE06のプロフェッショナルサービス事業を統括する取締役・松本均さんのショートインタビューをお届けします。

2020年1月、代表の遠藤さん、取締役の重岡さんとともにROUTE06を共同創業した松本さん。かつてはCTOや開発部長を務めたこともある松本さんが、なぜビジネスサイドへ転身したのか。ROUTE06で担う役割についてお話を伺いました。

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株式会社ROUTE06  取締役  松本均
株式会社ベイカレントコンサルティング、楽天株式会社を経て、ヤフー株式会社にてECシステム/DMP/全サービスのログ統一などデータプラットフォームを中心とした開発とPdMを担当。その後、株式会社ストライプデパートメントの執行役員CTO、株式会社Welbyの執行役員/開発部長を経て、2020年1月に株式会社ROUTE06を共同創業。

エンジニアとしてスタートしたキャリア


ー現在の仕事内容について教えてください。

ROUTE06のプロフェッショナルサービス事業を統括しています。一言でいえば、顧客獲得と価値提供です。

ープロフェッショナルサービスとは何ですか。

ROUTE06の事業は、大手企業のビジネスモデル変革をクイックに支援するために、「ソフトウェアサービス」と「プロフェッショナルサービス」の2つのセクターに分かれています。

「ソフトウェアサービス」ではエンタープライズ・ソフトウェア基盤を開発しています。「プロフェッショナルサービス」は、そのエンタープライズ・ソフトウェア基盤を核としながら、顧客ごとにカスタマイズしてプロダクトを作り込む役割です。

具体的には、初回の打ち合わせから、事業のトップラインをあげていくために必要なプロダクト設計、カスタマイズ機能の開発・実装、リリース後のデータ分析や機能改善まで、立ち上げからグロースまでに必要な過程を一気通貫で対応しています。プロフェッショナルチームにはBizDev、PM(Product Management)、エンジニアやデザイナーが所属していて、私はBizDev、PMの仕事を中心に担当してます。

ー松本さんは過去には開発部長を務めていたり、幅広い経験がありますよね。これまでどんな仕事をされてきたんですか。

最初はエンジニアです。SIerに入社して設計と実装テストを繰り返し行なっていましたが、そのうち企画に関わることをやりたくなってコンサル系の会社に転職しました。その後、自社プロダクトに関わるため楽天に行き、ビッグデータ部で検索エンジンの改善を担当しました。

そこでデータの面白さを知って、今度はヤフーのデータ&サイエンス統括という部門に行き、80個以上あるサービスのログを統一するプロジェクトのPMをやらせてもらいました。そのプロジェクトの後はデータアナリストとして、どんな事業戦略を取るべきかデータ視点で考える仕事をやっていました。

ーROUTE06の代表の遠藤さんとは、以前も一緒に働いていたことがあるんですよね。

そうです。ヤフーのあとに転職した会社(ストライプインターナショナル)が遠藤さんの創業した「smarby」を吸収合併することになった縁で、一緒にオンラインストア事業を運営していました。私はCTOをやりながら、倉庫管理やCSのマネージャーも兼務するなど、必要であれば何でもやってましたね。

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松本さんがふるさと納税で注文した日本酒。お酒好きな松本さんらしいチョイス

覚悟のある遠藤さんだから、一緒に創業した


ーなぜROUTE06を共同創業することになったのですか。

以前から、遠藤さんと「いつか一緒に会社を起こせたらいいね」と話していたんです。遠藤さんは一緒に働いていて本当に魅力的なんですよ。覚悟があるし、常にぶれないんです。自分にはないマーケティング嗅覚を持っていたりして、一緒にできたら面白いだろうなと当時から思っていました。

実際にROUTE06の創業準備していた遠藤さんから声がかかった時、私は他の企業の開発部長として執行役員になっていたんですが、無理を言って退任させてもらいました。快く送り出してくれた皆さんには今も感謝してます。

ROUTE06の事業構想について初めて聞いた時、どう感じましたか。

長年蓄積されてきたシステムインテグレーション業界のペインはこれまで自分自身も経験してきたものだったので、すごく共感できました。でも正直に言うと、もし遠藤さん以外の人が同じ話を持ってきていたとしたら、一緒にやっていたかどうか分からないですね。生半可では成し得ない事業でパワーや覚悟が必要なので。遠藤さんとだからこそ一緒にやろうと思えました。

ーこれまでエンジニアリングに関わる仕事が多かった松本さんが、なぜROUTE06ではプロフェッショナルサービスを担当することになったのでしょうか。

実は、同じく創業メンバーの重岡さんもずっとエンジニアリングをやってきた方なんです。創業時点ではどちらが何を担当するということは決まっていなかったんですが、遠藤さんも私が新しい領域に挑戦することが好きな性分なのを知っていたので、エンジニアチームは重岡さんにお任せして、私がよりフロントに立つ仕事を担当することになりました。

自分で言うのも何ですが、ブルドーザー的に物事を立ち上げるのは好きなので、フロントに出て開拓していくのは楽しいですね。

ーエンジニアからシフトチェンジして苦労していることはありますか。

アンラーニングしながら得意分野でないところで日々戦っている感じもあり、それが苦労といえば苦労なのですが、これまでやったことのないことに挑戦する楽しさの方が勝ってますね。

実は、そもそも自分で意図して役割を大きく変えたつもりはないんです。やったことのないことの方が成長できて面白いな、というくらいで。
ROUTE06で担当するプロジェクトはこれまで培ってきた技術の知識やデータを見る力、物流の勘所などを総動員して生かせるので自分に向いていると思いますし、面白いですね。

強みは多彩なメンバーがいること

ーROUTE06のプロフェッショナルサービスの強みを教えてください。

初回の打ち合わせから、顧客の課題を予測して、それに対してソリューションを持っていく仮説力とスピードでしょうか。最初に仮説を提示することで、お客さまとは初回から深いところまで議論することができたりします。

また、ROUTE06のプロフェッショナルサービスは、BizDev、PM、エンジニア、デザイナーなど複数の得意領域を持つ混成チームになっています。

そのため、打ち合わせのかなり早い段階で構想中のプロダクトのモックアップを作り、具体的なイメージをお客さまに伝えることもあります。クイックに形にすることができるのは多彩なメンバーが協力しあっているからこそですね。これも大きな強みだと思います。

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ポジティブフィードバックを行う「Win-Session」の一コマ。
松本さんの投稿数の多さは、社内でも1、2を争うほど。


ー松本さんの感じる、ROUTE06の仕事のやりがいを教えてください。

そごう・西武さんのOMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA」も、三菱マテリアルさんの「MEX」もそうですが、バリューチェーンや商流のプロセスのすべてに関わることができることです。

また、ROUTE06は「どんなプロダクトを作るか」という設計段階から開発・実装、ローンチ後のグロースまで併走して支援するのでお客さまと向き合う時間も長いですし、関係も深くなります。苦労しながら一緒に作り上げたお客さまが喜んでくれるのはシンプルに嬉しいです。

ー組織づくりにおいて大切にしていることは何ですか。

私個人が活躍することは会社にとってあまり重要ではなくて、社員のみんなが活躍する舞台を整えるのが自分の仕事だと思ってます。

実を言うと、これまではROUTE06には「大人な人」が向いていると考えていたんですけど、それは少し違うかもしれないと思い始めています。遠藤さんが前にキャラバランスの話をしてましたが、本当にその通りで、色々な個性の人、たとえば生意気だったり、気難しい人、頭でっかちな人にもチームに入ってほしいですね。組織が大きくなれば課題も生じてくるでしょうが、根本的に「頑張れる人」であれば問題ないと思ってます。幅広い個性を持ったメンバーみんなが活躍できるような組織づくりを目指したいです。

ー最後に、今後の取り組みについて教えてください。

今春にエンタープライズSaaSの自社プロダクトをリリース予定なので、それをスケールさせる仕組みづくりが今年のテーマです。

大手企業との実績も増え日本のDXの最前線にいる感触があるので、これからもお客さまの事業のトップラインをあげられるようなプロダクトづくりをこだわってやっていきたいです。

ー 松本さん、ありがとうございました!

最後までお読みいただきありがとうございます。
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