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いろいろな価値観に寄り添い、健全な土台をつくる | CorporateOps部 管理部長 加賀見早苗さん

上場企業や大手企業に準ずるガバナンス体制の構築をはじめ、企業として健全な土台づくりに取り組むROUTE06のCorporateOps部。

CorporateOps部では、従来のコーポレート業務に加えて、メンバーがより良い人生を送るための福利厚生の立案と運営、大手企業と取り交わす契約書の作成、決算対応など、ここにすべて列挙することが難しいほど多岐に渡る領域を支えています。

今回は、そんなROUTE06の屋台骨であるCorporateOps部の管理部長を務める加賀見早苗さんに、チームが担う具体的な役割やこれから取り組みたいことについて話をお聞きしました。


フルリモート組織の土台づくりで大切にしていること

──現在、取り組んでいる業務について教えてください。

CorporateOps部のあるコーポレート本部全体では、メンバーが安心して働けること、創造的な仕事に集中できる環境をつくることを目的に様々な取り組みを実行しています。

ROUTE06では、ちょっとした工夫や補填があれば悩まなくても済むことや、ストレスを感じたり躊躇ったりする部分をできるだけ減らして、メンバーが本当に力を入れたいこと、楽しみたいこと、やりたいことに熱中してほしいと考えています。フルリモート、フルフレックスを採用しているのも、就業時間や出社といった制約にメンバーが縛られずに済むようにすることが理由の一つです。

そのような前提の上で、CorporateOps部では、経理、労務、法務、総務といったコーポレート業務全般を運用することに加えて、企業として健全に運営し続けるための土台となる部分の体験設計や運用を担っています。
チーム構成は、経理担当、労務・総務担当がそれぞれ1名、そして私の3名体制です。普段は各々の業務に集中していますが、「社員の力になりたい、気軽に相談してほしい」という気持ちを共通して持っているチームなので、ウェルカムボックスの素案や新しい福利厚生を考えたりする場面で特に協力し合って進めることが多いですね。

私自身の業務は、「とりあえずなんでもやる」という感じです。顧客である大手企業との契約書作成、健康診断やインフルエンザの予防接種の手配、育児休業手当やSickLeaveなど福利厚生の仕組みづくりと運用、健康保険組合の切り替え、WeWorkへの本社移転など…。経験のない業務に対応することが多いです。

──加賀見さんであれば何とかしてくれるに違いないという厚い信頼を感じます。CorporateOpsとしてこだわっていることはありますか。

そうだと嬉しいです。こだわっていることは、メンバー一人ひとりに向き合って個別に対応することと、対応した内容をドキュメントに残して管理することでしょうか。

管理部門って、ルールから逸脱すると「だめなものはだめです」と切ってしまうことが多いと思うんです。そうではなくて、なにか相談されたときには必ずチーム内で議論したり、実現できる方法を探したりするようにしています。

議論の内容やその結果は、GitHubのIssueに言語化してきちんと答える、記録するようにしています。これは前職でのエンジニア文化の影響が強いのですが、仮にすぐには実現できないという結論になったとしても、なぜ今できないのか、なにが必要なのか、背景をきちんと説明することで納得感が深まったり、次もまた相談してくれるような関係を築けたりするのではと考えているからです。また、そうして記録しておくことで近しい相談や問い合わせがきた時にチーム内の誰でも回答できるようになるので、記録することは徹底してやっていますね。

──ROUTE06はフルリモート組織ですが、リアルでの様子が見えない分、工夫していることなどはありますか。

顔が見えない分、常に朗らかに対応することは心がけています。文章だけのやり取りでは意図せぬトゲが立ってしまったり、フルリモートで様子が見えないと「みんな忙しいだろうな」と気を遣って話しかけることを躊躇してしまったりすることもあり得るので、相談しやすい、話しやすい雰囲気を出すことは、チーム全体で意識してやっています。

実は、CorporateOpsのメンバーは私含めて全員toCサービスのユーザーサポート経験者なんです。それもあって、社内でのコミュニケーションは自然とユーザーに接する感覚で行っているかもしれません。


自分らしさを保ちながら働く

──ここで加賀見さんの個人的なお話を伺いたいです。ROUTE06の創業初期に入社されましたが、そもそものきっかけは何だったのでしょう。

以前、Increments株式会社(現Qiiita株式会社)で取締役の小西さんと一緒に働いていたことがあって、その縁で声を掛けていただいたのがきっかけです。当時はフリーランスだったので、最初は業務委託としてROUTE06に関わり始めました。

── その後、なぜ社員になることにしたのですか。

元々フリーランスを選択していたのは、ライフスタイルを変えずに仕事を続けるためだったんです。ROUTE06の環境であれば、自分のやりたいことや、自分らしさを保ちながら働くことができそうだなと、役員やメンバーの皆さんとのコミュニケーションの過程で思えたので正式に入社することにしました。

── 「自分らしさを保ちながら働く」ことについて、もう少し教えてください。

過去に、指示された仕事だけを淡々とこなすような職場や、子育て中であることを理由に自分の意思とは関係なく業務が制限されるような経験をしたことがあり、これでは前向きに働けないなと感じることがあったんです。

自分自身の成長や、仕事の幅を広げて市場価値の向上につながるような仕事に取り組みたいと思う一方で、家庭や子育てのことを考えるとすべてを犠牲にして仕事に打ち込むことは現実的に難しい。自分が仕事を頑張ることで誰かを犠牲にするのが嫌だったんです。

そういう背景もあってフリーランスを選択していたのですが、ROUTE06では、そういうバランスを取りながら働くことや、家庭との優先順位のつけ方について話した上で、「仕事のプライオリティは人それぞれだよね」と役員陣がフラットに理解してくれていると思えたので、入社後のギャップの心配がなさそうだなと。

あとは、入社しても続けたかったフリーランスの仕事も継続していいと快諾してくれたのも背中を押された理由の一つでした。私個人のやりたいことを肯定してくれているようで嬉しかったですね。”ママ”であっても、会社員も副業もどちらもやって良いんだ、自分のキャリアをちゃんと考えて良いんだ、と救われたような気持ちでした。

── たしかに、それぞれの事情や向き合い方を慮る文化があるように思います。実際に入社してからこれまで、どのような実感がありますか。

いろんな人がいていい、いろんな人がいるというのを受け止めてくれる空気感があることはすごく良いと思っていて、ROUTE06の好きなところです。

代表の遠藤さんが定期的に「健康第一、家族が風邪だったら家庭に集中して大丈夫」と投げかけてくれたり、ちゃんと自分たちの人生の中に仕事があるという前提を分かってくれていると感じます。

会社ってどうしても最適化、効率化のために枠を狭める方向に動くことが多いと思うのですが、ROUTE06では「その人らしく働くにはどうすればいいか」ということに経営陣が向き合ってくれますし、実際の行動や制度、環境づくりにつながっていると思います。

健全な土台づくりを目指して

──「人生の中に仕事がある」という順序が意識されているのは心強いですね。最後に、今後チームとして注力していくことを教えてください。

大手企業水準のガバナンスと社内外から信頼される基盤づくりを目指しているので、体制の強化が目下の注力事項となっています。

それに加えて、福利厚生の面では「まじめに働く人たちが頑張れる制度」を作っていきたいです。子育て中の社員が多いこともあり、現状は子育てにフォーカスした制度がメインとなっていますが、いろんな人がいることを受け入れてくれるのがROUTE06の良いところなので、いろんな状況、価値観に合った制度を用意しながら、会社が大きくなっても寄り添える存在でありたいなと思います。

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